今回は、「格安SIMの利用代金、もっと安くならないかな?」という方向けの情報をいくつかご紹介いたします。

見直し1 : 通話SIMはもういらない。月-600円の節約

 まずは、こちらをご覧ください。
K社 データ通信1GBプラン : 月額800円
K社 データ通信1GB+音声通話プラン : 月額1,410円
【一ヵ月の差額】610円(1年で7,320円) 
 これは、080や090などでおなじみ「電話番号」を付けた・付けなかった場合での格安SIMの価格差です。
 M社で比較しましたが、他社でも同様に約500円~700円ほど、月額料金に差額が発生します。
 月額料金が1000円台の格安SIMでは、電話番号をつけるだけで料金が「約2倍」にまで跳ね上がります。

 電話番号は、携帯電話・スマートフォンを利用する中で「必要不可欠」ともいえる重要な役割を果たします。
 しかし、これを「IP電話」におきかえることで、月額0円・携帯宛30秒約10円という低価格で維持することが可能になります。
※IP電話とは?
 携帯やスマホにおける「電話」は、4GやLTEなどをはじめとしたインターネット回線とは別の専用回線を使い、通信が行われています。そのため、ネットが繋がりにくい時でも電話は別回線なので繋がりやすかったりするのです。
 一方のIP電話は、4GやLTE・Wi-Fiなどインターネット回線を用い、電話を行います。そのため、ネットが繋がりにくい状況下では通信がやや不安定になりますが、インターネット回線を用いて小さなデータを送受信するだけのため、コストがほぼかからず、他を圧倒するような低価格で電話をすることが可能になるのです。
 (IP電話は維持費や通話料が安い代わりに、「緊急電話(110や119)が出来ない」「ネット不安定時は繋がりにくい」「(基本的に)電話は専用アプリから」「自分の電話番号選択の自由がほぼない」というデメリットを抱えています。)
 電話番号は、やはりなくてはならないものですが、料金を重要視するならば、格安SIMの電話番号付きプランへの加入は、あまり賢い選択ではないかもしれません。
 IP電話は、NTTの運営するサービスなどもありますが、そちらは月額料金がかかってしまいますので、ある程度知名度が高く月額費用も無料SMARTalk050 Freeがおすすめです。


見直し2 : 格安SIMは、乗り換えでさらに安く快適に。

 これは会社側からするとあまり好ましいものではありませんが、月額費用を極限まで抑えるには、「格安SIM会社を乗り換える」ことがおすすめです。
 
 格安SIM業界は新規参入が相次ぎ、価格競争が厳しくなり、さらに顧客獲得に向けた「月額料金割引キャンペーン」などもたくさん開催されています。
 通話SIMだと、ほとんどの会社で最低1年間の契約期間が設けられているため、あまりコロコロと乗り換えることが出来ませんが、通話SIMをやめ、電話をIP電話にし、格安SIM会社とは通話ではなくデータSIMの契約にすることで、好きなタイミングで会社をコロコロ変更することが可能になります。

 そうなると、例えばメイン回線を持ちつつ、サブのSIMカードを契約し、「自分の環境ではどちらが繋がりやすいか比較」してみたり、「キャンペーンの恩恵を受けたり」と、自由度が急激に向上します。
 月額料金が半額や無料に近い料金になるキャンペーンもありますので、結果的に毎月の通信料が下がることになります。


おまけ : mineo契約中・検討中の方は必見の裏ワザ

 筆者はmineoユーザですが、mineoには、mineoユーザだからこそわかる「裏ワザ」が複数存在します。
 それらをこちらの記事に記載させていただきましたので、ぜひ併せてお読みください。